2018-02-14から1日間の記事一覧

本書では、リースマンによる「自己の形は社会に応じて変化するものである」という多元的自己の考えから、平野啓一郎による「自己とは様々な他人との関係の中ではじめて成り立つ」「関係の相手や関係の内容が変化すれば、自己も変化せざるを得ない」といった…

本書第二章で、自分らしさを形成する手段として以下のような提案がなされている。すなわち消費は、自分を作ったり、表現したり、確認したりする唯一のあるいは特権的な手段であるわけではないということに注目しておきたいのである。例えば、規格化された商…

『「若者」とは誰か』というタイトルを見た際、「最近の若者は…」という、人生経験を積んだ大人から若者に対して何かコメントをするときの決まり文句が思い浮かんだ。確かに今の若者はゆとり世代・さとり世代と呼ばれ、問題視される傾向にある。そこで若者と…